小説置き場

封の座を継ぐ者

神楽坂連 | 和風伝奇現代ファンタジー民俗サスペンスラノベ寄り

千年ひとりで守り続けた男と、継ぎたくない神社の娘が出会う。

深山渡、外見三十前後。飛鳥時代に人の時間から外れた行者見習いが、東北の神凪町で封印と結界を守り続けて千年。そこに神社の娘・宮守千早が、役小角由来の「視る力」と「封印の鍵」を宿してしまう。

千早の力を狙う組織が接近し、町の封印が軋み始める。渡は千早を守ろうとする。だがその守り方は、真実を隠し一人で背負う千年来の癖に染まっている。過去に守れなかった者たちの記憶が判断を歪める渡。守られるだけでは終わらない千早。継承とは家のしがらみではなく、未完の願いを自分の意志で引き受けること。千年の管理人が、ひとりで守ることをやめるまでの物語。

エピソード一覧 全20話