ライト の作品
3作品
異能サブスクリプション
黒金ハル 著
課金額がそのまま強さになる世界で、少年の残高はゼロ。 脳内チップ一つで異能が手に入る闇のサブスクリプション。数万人がひしめく裏東京で、廃ビルの底辺エリアに暮らすクロヤの武器は、詐欺UIの解析、ソーシャルエンジニアリング、そしてゼロ距離の物理ハック——札束で殴り合う戦場を、頭脳一つで生き延びてきた。 ある日、最上位課金層から叩き落とされた令嬢が転がり込む。すべてを失った者同士、利用規約の矛盾を武器に、階層を永久に固定しようとする管理者「Root」に挑む。証明すべきは、たった一つ。無課金でも生きていける世界は、ありえるのか。
身バレしたので、DAOを焼きます。
片桐遊馬 著
七万人の匿名ネットワークを動かしているのは、十七歳の高校生だった。 奥谷直人が中学時代から育てた相互扶助プラットフォーム「Relay」。困っている人が名前を出さずに助けを求め、匿名の誰かが応える。運営者の正体を、誰も知らなかった——身バレするまでは。 人と金と信用が集まる場所に、大人たちが群がり始める。チンピラ、上品な脅迫者、反社、新興宗教、巨大企業、政府。直人は常に最善手を打つ。だが善意と情報不足が裏目に出て、状況は悪化の一途をたどる。裏社会の危機管理コンサルに叩き込まれるのは戦い方ではなく「死なない順番」。仕組みを終わらせることでしか、守れないものがある。
神様案件につき、就職は見送りました
社宮祈 著
異世界で三十年戦い抜いた。帰ってきたら、就活で全滅した。 久瀬恒一、外見二十二歳、中身五十二歳。面接で語れる「学生時代の経験」は異世界サバイバルだけ。内定ゼロの元勇者が流れ着いたのは、「帰る」「やりなおす」に関する願いが集まりやすい不思議な街・御影坂市。 巫女バイトの史乃、理論派の理澄、謎めいた古書店の少女・玻璃に巻き込まれ、願いと現実の継ぎ目がほころぶ「神様案件」を解決する便利屋に。だが帰還は終わりではなかった。自分が単なる帰還者ではなく、神様候補として送り返された存在だと知ったとき——願いを叶える場所ではなく、願いとの折り合いをつける場所が必要になる。